有休日数マスタ - 各項目について
検索部について
検索部では、有休を管理する対象スタッフを抽出するための検索条件を指定します。
| 項目名 |
説明 |
| 対象年 |
入力必須項目です。有休を付与する対象の年を選択します。 |
| 所属 |
スタッフマスタで各スタッフに設定された所属を指定します。 |
| スタッフ |
特定のスタッフのみを抽出したい場合に指定します。 |
| 前年勤怠あり |
チェックを入れた場合、選択中の対象年の前年に勤怠データの登録があるスタッフのみが検索対象となります。
クオリード上に勤怠の登録を行っていないスタッフを表示する場合は、チェックは外して検索を行ってください。
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「有休単価」を設定している
スタッフのみ |
チェックを入れると、スタッフ管理 - スタッフマスタ ＞ 支払／給与タブ ＞休日手当 枠内の
「有休単価」に入力のあるスタッフのみが検索対象となります。
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| 勤怠開始月 |
空白以外を選択した場合、選択した月に新たに有休が付与されるスタッフのみを検索対象とします。
空白を選択することで、有休発生月にかかわらずすべてのスタッフを検索対象とすることが可能です。
有休が付与される期間は各スタッフの入社日により異なりますが、ここでは各スタッフの「入社月から6か月後にあたる月」を選択します。
例 4月入社のスタッフの場合 → 10月を選択
毎月有休付与処理を行う場合などに、当月分の対象のみを抽出する際にご利用いただけます。
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| 消化日数 |
選択中の対象年において、消化中の日数を指定した場合に入力します。
年間5日以上の有休取得を行っていないスタッフを抽出する際などにご利用ください。
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一覧部について
一括変更機能および、一覧検索押下後に抽出される一覧の列について掲載します。
| 項目名・列名 |
説明 |
| 付加日数・一括変更ボタン |
一括変更ボタンを押下すると、一覧上で選択したスタッフの「付加日数」列へ、「付加日数：」で入力した日数を反映します。
詳細は付加日数を一括変更するにはをご参照ください。
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| 一覧部 |
状態 |
現在選択している対象年に応じた勤怠期間に対し、有給休暇が登録されているかどうかを示します。
▼各記号の状態と意味について
| 〇 | 新規 | 表示中の期間に対し有休データが登録されていない状態 |
| ● | 登録済 | 表示中の期間に対し有休データが登録されている状態 |
| 〆 |
確定済
(繰越処理済) |
表示中の期間の翌年以降に有休データが登録されている状態
この状態の時、表示中の対象データを編集することはできません。
編集を行う場合は、対象年の翌年以降に登録された有休データを削除する必要があります。（参考：有休データ削除方法）
※なお、上部ボタンからから実行する繰越処理は、現在選択中データの「残日数 から 消滅日数 を差し引いた日数」を「繰越日数」とし、翌年の有休データを登録することを指します。
|
有休日数マスタでは、選択している対象年に有休が登録されると、その前年までの有休データを確定済とし、編集をロックします。
一覧上に「〆」＝確定済 のマークがついたデータが表示されている場合、そのスタッフには現在選択している対象年以降に有休が登録されています。
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| コード・スタッフ名 |
検索部で設定した条件に該当するスタッフのスタッフコード・氏名を表示します。 |
| 入社日 |
スタッフの入社日を表示します。
有休付与の対象となる期間（＝勤怠期間）の「勤怠開始日」を決定する基準日となります。
入社日は スタッフマスタ ＞ 基本情報タブ で設定します。 |
| 在籍期間 |
スタッフの「入社日」から、「勤怠開始日」までの期間を表示します。 |
| 有休単価 |
一覧検索ボタンを押下した時点でスタッフへ設定されている有休単価を表示します。
有休単価は スタッフマスタ ＞ 支払／給与タブ で設定します。
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| 所定労働日数 |
有休付加日数を自動算出するための根拠となる、前年の労働日数を表示します。
労働日数は前年の勤怠期間において、給与勤怠として登録された勤怠データのうち、次の出勤区分が選択された日数を集計します。
・出勤区分「1：通常出勤」
・出勤区分「5：有給休暇」
・出勤区分「6：特別休暇」
・出勤区分「7：連絡欠勤」
・出勤区分「9：無断欠勤」
|
| 欠勤日数 |
前年の対象勤怠期間に登録された勤怠データのうち、欠勤で登録された件数を表示します。
なお、欠勤日数は前年の勤怠期間において、給与勤怠として登録された勤怠データのうち、次の出勤区分が選択された日数を集計します。
・出勤区分「7：連絡欠勤」
・出勤区分「9：無断欠勤」
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| 付加日数 |
選択中の勤怠期間（以降の「勤怠開始日」～「勤怠終了日」までの期間）に付加される有休日数を設定・表示します。
前年以前までの繰越分は含まず、対象の勤怠期間に対し新たに発生した有休を指します。
全休は1.0、半休は0.5日単位で設定します。
例 10日と半休一回を付与する場合 → 10.5
表示されている日数は、各データの状態に応じて以下の意味になります。
| 状態 |
表示される値の意味 |
| ○：新規 |
所定労働日数をもとに自動算出された日数
○：新規 状態の時、表示中の勤怠期間に対して有休はまだ付与(登録)されていません。
この時点では付与される予定の日数を表示しており、保存を実行した時点で表示が●に変わり登録されます。
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| ●：登録済 |
対象年に対し付加された有休日数（変更可能） |
| 〆：確定済（繰越済） |
対象年に対し付加された有休日数（変更不可） |
○：新規 状態の時、自動算出される付加日数について
付加日数はスタッフの「在籍年数」および、前年の勤怠における「所定労働日数」「欠勤日数」をもとに自動的に算出されます。
算出方法は下記のとおりです。
-
所定労働日数と出勤日数から、出勤率を算出します。 ⇒ 出勤日数 / 所定労働日数
出勤日数が所定労働日数の8割に満たない場合、付加日数には0が設定されます。
-
出勤日数が8割に達していた場合、下記のとおりに付加日数を設定します。
| 所定労働日数 | 在籍年数 |
|---|
| 6ヶ月 | 1年6ヶ月 | 2年6ヶ月 | 3年6ヶ月 | 4年6ヶ月 | 5年6ヶ月 | 6年6ヶ月以上 |
|---|
| 217日以上 | 10 | 11 | 12 | 14 | 16 | 18 | 20 |
| 169～216日 | 7 | 8 | 9 | 10 | 12 | 13 | 15 |
| 121～168日 | 5 | 6 | 6 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 73～120日 | 3 | 4 | 4 | 5 | 6 | 6 | 7 |
| 48～72日 | 1 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 | 3 |
|
| 繰越日数 |
選択中の対象年の前年から、繰り越された日数を表示します。
画面上の[繰越処理]ボタンから繰越処理を実行した場合、現在選択中データの「残日数 から 消滅日数 を差し引いた日数」が翌年の「繰越日数」として登録されます。
|
| 消滅日数 |
選択中の勤怠期間をもって消滅する有休日数を表示します。 |
| 有休日数 |
「付加日数」「繰越日数」を合計した、対象年の有休日数です。 |
| 勤怠開始日・勤怠終了日 |
有休が付与される対象となる勤怠期間の開始日・終了日を表示します。
「勤怠開始日」は「入社日」から6か月後の日付、
「勤怠終了日」は「勤怠開始日」から1年後の前日の日付となります。
検索部で選択できる「勤怠開始月：」は、勤怠開始日の月を指定して検索を行うための条件です。
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| 消化日数 |
選択中の勤怠期間に対して付与された有休日数のうち、すでに消化（＝取得）された有休日数を表示します。
消化日数は、勤怠期間において給与勤怠として登録された勤怠データのうち、次の出勤区分が選択された日数を集計します。
①出勤区分「5：有給休暇」
②出勤区分「1：通常出勤」かつ、タイムシート入力(日次・月間)上で「半休」のチェックがオンの勤怠
上記 ①を全休＝1.0、②を半休＝0.5 として合計した件数が表示されます。
|
| 残日数 |
選択中の勤怠期間に対して付与された「有休日数」から、「消化日数」を差し引いた残りの日数を表示します。
クオリード上では、有休を付与していない状態（当、有休日数マスタから有休日数登録をしていない状態）でも、
勤怠登録時に出勤区分「5：有給休暇」を選択し有休を取得することが可能です。
このように有休未付与の状態で有休が取得された場合、
(有休日数 0日）-（消化日数 X日）=（残日数 -X日） となり、残日数がマイナス表示になることがあります。
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| 備考 |
任意入力項目です。有休登録時や、繰越時のメモとして必要に応じ入力します。 |
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付加日数を一括変更するには
複数のスタッフへ、同一の付加日数を一括入力するこができます。
- 一覧検索後、一括変更するスタッフを選択します。
-
一覧上部の「付加日数：」へ日数を入力し、[一括変更]ボタンをクリックします。
なお、半日は0.5で入力します。（例：10日と半休一回を付与する場合⇒10.5と入力）
-
選択した行の付加日数が変更されます。
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登録した付加日数を削除する
登録済みの有休データを削除します。
削除するスタッフを選択し、削除ボタンをクリックします。
削除後、状態が「○：新規」となり、付加日数は所定労働日数より自動算出されたデータにリセットされます。
状態が「●：登録済」のスタッフのデータは削除が可能ですが、状態が「〆：繰越処理済」のものは、編集・削除を行うことができません。
〆状態のスタッフの編集・削除を行う場合は、選択中の対象年以降の年の有休データを全て削除する必要があります。
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勤怠の登録に勤怠一括入力を使用している場合、所定労働日数が正常に取得できないことがあります。
新規状態の時自動で設定される「付加日数」は、所定労働日数をもとに計算されるため、
勤怠一括入力を使用して勤怠登録を行っている場合は、表示されている付加日数を確認の上、有休登録を行ってください。
注意点および、正常に取得できないケースについては下記をご確認ください。
所定労働日数の集計対象期間、および「タイムシート入力（日次／月間）」と「勤怠一括入力」のデータの違いについて
所定労働日数の集計は、次のようにスタッフの入社日から6か月後にあたる「勤怠開始日」と、
その勤怠開始日から一年後の前日である「勤怠終了日」までの1年間を集計対象期間（以降 勤怠期間）とします。
スタッフの入社日が月の初日からであった場合は下記の例１、月の途中からであった場合は下記の例２のように勤怠期間を設定します。
例１ - スタッフの入社が月初だった場合
スタッフA 入社日：2020年4月1日 → 勤怠期間：2020年10月1日 ～ 2021年 9月30日
スタッフB 入社日：2020年5月1日 → 勤怠期間：2020年11月1日 ～ 2021年10月31日
例２ - スタッフの入社が月中だった場合
スタッフC 入社日：2020年4月5日 → 勤怠期間：2020年10月5日 ～ 2021年10月4日
所定労働日数の集計時には、上記の勤怠期間の間に何日就業し、そのうち出勤日数・欠勤日数がそれぞれ何日あるかを取得します。
この時、タイムシート入力「日次」「月間」から登録されたデータでは、日付ごとに出勤の情報を保持するのに対し、
勤怠一括入力から登録されたデータでは、日付の情報を保持せず、各出勤区分が何日あるかの日数のみを保持します。
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タイムシート入力「日次」「月間」から登録されたデータ：日付ごとに出勤区分を保持
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勤怠一括入力から登録されたデータ：日付の概念はなく、月単位で各出勤区分ごとの勤怠日数を保持
よって、勤怠一括入力から登録されるデータは、上記の例では
「4月1日」に入った時点で、4月すべての勤怠を保持している状態になります。
所定労働日数の集計時に発生する、集計対象期間の差異について
タイムシート入力・勤怠一括入力でそれぞれ登録した勤怠データを、
スタッフの入社が月初だった場合・月中だった場合の勤怠期間にあてはめた上で所定労働日数の集計を行うと、下記のような結果となります。
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スタッフの入社が＜月初＞だった場合の所定労働日数の集計
例１ - スタッフの入社が月初だった場合
スタッフA 入社日：2020年4月1日 → 勤怠期間：2021年10月1日 ～ 2022年9月30日
入社日が月初＝勤怠開始日が月初のスタッフの場合、
タイムシート入力・勤怠一括入力 どちらで勤怠登録を行っても、集計対象の勤怠期間は同じで、所定労働日数の集計に影響はありません。
◆勤怠開始日：＜月初＞ ×タイムシート入力「日次／月間」データ
◆勤怠開始日：＜月初＞ ×勤怠一括入力データ
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スタッフの入社が＜月中＞だった場合の所定労働日数の集計
例２ - スタッフの入社が月中だった場合
スタッフC 入社日：2020年4月5日 → 勤怠期間：2021年10月5日 ～ 2022年10月4日
入社日が月中＝勤怠開始日が月中のスタッフの場合、
勤怠登録にタイムシート入力を使用している時と、勤怠一括入力を使用していた時では集計対象の勤怠期間に差異が発生します。
◆勤怠開始日：＜月中＞ ×タイムシート入力「日次／月間」データ
◆勤怠開始日：＜月中＞ ×勤怠一括入力データ
これは、所定労働日数の集計勤怠期間のうち本来なら1日～数日間が対象期間であったとしても、
勤怠一括入力で登録された勤怠データは日付の情報を持たず、結果としてその月すべてを集計対象に含むためです。
このため、入社日が月中のスタッフの有休登録を行う際、勤怠一括入力で勤怠登録を行っている場合は
お手数をおかけいたしますが、自動計算にて表示された付加日数が本来付与されるべき日数と一致しているかご確認の上、ご登録をお願いいたします。
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